田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

冨士急行の旅と寂れた昭和の街並




きのう、きょうと、どん行会のついでに富士急行線をまわってきました。あいにくの曇り空で富士山をバックに電車の写真を撮るという思惑ははずれましたが、それでものどかな旅を満喫することができました。
早速、アルバムに富士急の写真をアップしましたので、ご興味のある方はそちらもご覧いただければ幸いです。

富士急は、わずか26.6キロの小さな私ローカル私鉄ですが、運賃は大月から終点の河口湖まで1110円もします。乗り降り自由のきっぷがないかなと調べたところ、東京や横浜から大月までの往復と、富士急行鉄道全線、河口湖、西湖周辺のバス、それに河口湖天上山ロープウエイが乗り放題、2日間で4600円という「河口湖。西湖フリーきっぷ」という格安きっぷを見つけました。これはバスやロープウエイに乗らなくても富士急の河口湖駅まで往復しただけで得になります。
そのきっぷのおかげで、きのうの三つ峠、十日市場、谷村町に続き、きょうはロープウエイで河口湖と富士山の裾野だけを眺めたあと、富士吉田、月江寺、下吉田の各駅に途中下車してきました。
下吉田の駅は昔の名古屋駅本屋を模したというモダンな建物で、この駅から隣の月江寺駅にかけては昭和時代に街並が並んでいるということでぶらぶら散歩してみました。確かにその街は昭和から手付かずの街だけれど、言い方を変えれば30年以上建て直さずにそのまま古びてしまったという街でもあります。ご他聞に漏れず、廃屋になったり、閉まったままのシャッターが並び、その通りを歩いている人はほとんど見かけません。レトロな街並というよりは、寂れ果てた街といった方が正しいと思います。今や、全国の中小都市で見られるシャッター通り。あまりにも大都会に集中し過ぎ、また大規模郊外店舗が各地に次々と出来て以来、昔ながらの駅を中心とした商店街の多くは、哀れなほどに寂れてしまいました。時の流れとはいえ、それは、あまりにも寂しいことだと思います。
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  1. 2008/05/19(月) 23:46:00|
  2. 甲信越
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