田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

鉄道イベント「テツ道」

今日は東京・九段にあるホテルグランドパレスで行われた鉄道イベント「テツ道」に拙著の版元の編集長と一緒に参加しました。
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私が会場に到着した時は、鉄道写真の第一人者、広田尚敬さんのトークショーが始まるところでした。
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広田さんは、鉄道写真一筋60年という大ベテラン。鉄道写真好きの人で彼の名前を知らない人はいないほど著名なカメラマンです。にもかかわらず、語り口はとてもソフトで、にこやかな方でした。とても、今年77歳とは思えないほどお元気で、つい最近もインドネシアの鉄道の撮影に行かれたとか。
司会者で女優の村井美樹さんが「鉄道写真をうまく撮るコツってなんでしょう?」といういかにも素人の質問をすると、広田さんは間髪を入れず「それは、人の作品を見ない(参考にしない)ことですよ」と言われました。
つまり、人の真似をするのではなく、自分の感じたままに、自分の感覚に撮るのが一番だとおっしゃるのです。
インドネシアでは、意外に対日感情がよく、戦争に敗れた日本が退散する時、「またオランダに統治されるのはいやだから、そのまま残って欲しい」と言われ、残留した日本兵が1000人以上もおり、今でもご存命の方もいるという話を聞きました。インドネシアやタイ、台湾、韓国など、アジア各国を占領していた日本はとかく悪く言われることが多いのですが、実は日本人は現地のインフラを整備し、公共施設を造るなど、欧米列強がしなかった良いこともたくさんしていたことは事実のようです。
インドネシアでは今も貨車を牛が引くという鉄道もあるということで、なかなか面白いお話でした。
また、イギリスはボランティアが運営している保存鉄道が100か所以上ありますが、そのうちの1つが資金難で存続の危機に陥った時、起死回生の打開策として、女性ボランティアがヌード姿で乗務員をやったら、超満員になったという日本ではありえない話も聞かせていただきました。
ロビーには広田さんの長年の作品群が展示されていましたが、昭和20年代の北海道の炭鉱鉄道の写真から、最新鋭の特急列車まで、いきいきとした作品が並べられ、近年の作品の若い作風に驚かされました。


そして、食堂車風ディナーに、飲み放題のアルコール類でいい気持ちになり、
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続いてはSuper Bell’sの愉快なトレインライブで大笑い。
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彼らは車掌DJとも言われる知る人ぞ知る異色のシンガーなのです。

http://www.superbellz.com/index.php

電車の走行音や、ドアの閉まる音、発車の警笛に車内アナウンスなどを巧みに織り込みながら、大爆笑へと会場を盛り上げます。

さらにコアなクイズ大会60問と続きましたが、この鉄道クイズはかなりの鉄道通でもわからない、なかなかの難問ばかりで、私も6割ぐらいしか正解できませんでした。

会場では広田さんの他、全駅下車の鉄道ライターの横見浩彦さん(彼は私が到着する前にトークショーをやったのです)や、鉄道書の殿堂、書泉グランテの方ともお話をするうち、あっと言う間に時間が過ぎて行きました。
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  1. 2012/08/17(金) 00:21:03|
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