田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

嵯峨野観光鉄道の旅

きょうは、京都の嵯峨野観光鉄道をご紹介します。
山陰本線の嵯峨嵐山駅前にあるトロッコ嵯峨駅から、トロッコ亀岡までの7.3キロを結ぶ観光鉄道です。
この線はかつては、山陰本線の一部でしたが、民営化直後の平成元年に京都~園部間の電化に伴って嵯峨(現嵯峨嵐山)~馬堀間が廃止されました。この区間は、保津川に沿った風光明媚な線だったため、観光用に復活させようと、JR西日本の子会社として発足したのが嵯峨野観光鉄道でした。
廃線から2年後の平成3年からトロッコ列車の運行を開始したところ、当初の予想を大幅に上回る人気列車となったのです。
002T嵯峨駅
これは、始発駅のトロッコ嵯峨駅です。

駅構内には、平成23年に「ジオラマ京都JAPAN」が開業しました。
003ジオラマ011渡月橋
そして、嵯峨野といえば、嵐山渡月橋ですね。

付近には、趣のある竹林や、古刹がいくつもあります。
017嵯峨野竹林016祇王寺
これは、祇王寺の庭園です。

さて、トロッコ嵯峨を発車した列車は、しばらく山陰本線の下り線の上を走った後、左手に分かれて旧線へと入って行きます。
018分岐点のトンネル
これは、トロッコ嵐山駅の先の分岐点にあるトンネルです。左が旧線の亀山トンネル、左側が現山陰本線の小倉山トンネルで、トロッコ嵐山駅のホームの一部が亀山トンネルの中にかかります。


晩秋の保津川沿いを行く列車です。
019T嵐山~T保津峡晩秋
このあたりは、春は桜や新緑に包まれ、夏は蝉しぐれの中を走ります。

トロッコ保津峡駅のホームにいる信楽狸です。
026T保津峡駅253
この駅からは時々鬼が乗ってきます。

ここで、国鉄時代のこの付近のようすをご紹介しましょう。
026保津峡駅1971-5-17
これは、保津峡駅に停車中の普通列車です。5両編成の気動車が連なっていますね。

そして、保津峡~馬堀間を行く貨物列車です。
026保津峡付近1971-5-17
今は、この貨物列車が走った同じ場所を観光客を満載したトロッコ列車が走っているのです。


保津川橋梁は、昔のままの姿の鉄橋です。
027保津川橋梁
今にも古いトンネルから蒸気機関車がやって来そうな気がします。

トロッコ保津川~トロッコ亀岡間を行く列車です。
030T保津峡~T亀岡

往路はトロッコ列車に乗り、復路は保津川下りの舟で帰る人も多いようです。
032保津川下り
列車の窓からは川下り舟が見えると、お互いの乗客たちが手を振っていました。

こちらは、終点のトロッコ亀岡駅から出ている観光馬車で、保津川下りの乗船場まで馬車で行くこともできます。
055亀岡・観光馬車050亀岡・楽々荘
そして、こちらは、亀岡市内にある楽々荘です。登録有形文化財に指定されているこの建物は、山陰本線の前身の京都鐵道の創始者・田中源太郎翁の邸宅だったところで、今は旅館になっていて、京懐石料理を味わうことができます。

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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2013/08/18(日) 00:01:14|
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