田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

相次ぐJR北海道の不祥事に思う

JR北海道の不祥事の続出には本当に困ったことです。
JR北記事381

事の発端は平成23年5月27日に起きた石勝線・占冠~新夕張間のトンネル内で起きた「スーパーおおぞら14号」の脱線炎上事故から始まりました。あの事故の時JR側の誘導のないまま、248名の乗客は自ら危険を察知し、非常コックでドアを開けてトンネル外に歩いて脱出しました。その後、列車は炎上して全焼したののですから、もし、JR側の指示に従って脱線したのとは別車両に移動したまま待機していたら、大惨事になっていたことは間違いありませんでした。幸いこの事故で死者は一人も出なかったものの、後日、この事故の責任を感じたJR北海道社長が自殺するという結果となりました。

事故による死者が出なかったのは、不幸中の幸いでしたが、この事故の教訓がまったく行かされず、その後も気動車の列車火災や、脱線事故が頻発しているのはどうしたことでしょうか。乗客の安全を第一にすべき公共交通機関としての義務をまったくはたしていないと言わざるを得ません。それにより、著しく利用者の信用を失墜し、ドル箱である特急列車の長期運休を余儀なくされたのはどうしようもありません。

ましてや、北海道は都市部以外は過疎化が進み、また、高速バスや航空機との競争で厳しい経営状況の中、益々、JR離れが加速されるのではないかと心配でなりません。

そんな中で、安全運行に欠かせない保線作業に手を抜き、その結果、脱線事故を起こしたとは、もはや救いようのないほどの危機だと思います。これは人命にかかわることだし、また流通にも大きく影響する問題です。

ほかのJR各社や私鉄等でこんなに不祥事が相次いだことは、聞いたことがありません。また、北海道においても国鉄時代にはなかったことです。

もはや、ここまで来ると企業としての存亡の危機であり、猛省を促すというような生易しいことでは立ち直れないと思います。これは、一旦、JR北海道を解散し、経営陣を一掃して、JR東日本に吸収合併するしかないと思います。こういうことがなかったとしても、いずれ、三島各社の乗客減少による経営難は目に見えており、このままの旅客会社6社の体制を見直す時期に来ているのではないでしょうか。

鉄道をこよなく愛する一人として、北海道の鉄路が健全な形で再生することを心から願っています。


スポンサーサイト
  1. 2013/09/24(火) 00:05:18|
  2. その他の話題
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<リニア中央新幹線ルート発表 | ホーム | 静岡鉄道の小さな旅>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tanakamasayasu.blog.fc2.com/tb.php/1106-96fb7487
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)