田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

北陸本線・倶利伽羅駅

きょうは、石川県にある北陸本線の倶利伽羅駅をご紹介しましょう。
1倶利伽羅
この駅は石川県と富山県の県境の山の中にひっそりと佇んでいます。

けれども、北陸本線は、北陸地方と各地を結ぶ大幹線です。
現在は、主に大阪~富山間(一部和倉温泉)の「サンダーバード」、名古屋(一部米原)~富山間の「しらさぎ」、新潟~金沢間の「北越」、そして越後湯沢~金沢(一部和倉温泉・福井)間の「はくたか」など、数多くの特急列車が運転されています。
2サンダーバード683系
これは、倶利伽羅駅を通過する683系の「サンダーバード」です。

これども、現在建設中の北陸新幹線、長野~金沢間が平成27年春には開業する予定です。
そうなると、倶利伽羅駅を含む北陸本線は、JRから分離して第3セクター鉄道となり、ここを走る特急列車は全廃されることが予想されます。

北陸新幹線の開業により、JRから分離する区間は、JR東日本路線の信越本線長野~直江津間と、JR西日本路線である北陸本線金沢~直江津間です。

並行在来線は、長野県内の区間はすでに軽井沢~篠ノ井間で営業している「しなの鉄道」、新潟県内は「えちごトキめき鉄道」、富山県区間は「あいの風とやま鉄道」、石川県内は「IRいしかわ鉄道」によって運行されることが決まっています。大阪や名古屋からの列車は、せめて富山まで乗り入れた方が、乗客にとっては金沢で新幹線に乗り換える手間が省けると思うのですが、どうやら、「サンダーバード」や「しらさぎ」は、一部の和倉温泉行を除いて金沢止まりになるようです。そして、大阪~札幌間の「トワイライトエクスプレス」もここを通りますが、そのころはどうなっているのでしょうか。

でも、今は倶利伽羅駅にはJRの普通列車がのんびりと停車しています。
3普通列車

ここは、寿永2(1183)年、源平合戦の時代に、源(木曾)義仲が、牛の角に松明を付けて夜襲をかけ、平維盛の大軍を打ち破ったと伝えられる倶利伽羅峠の合戦のあった場所です。駅前には倶利伽羅峠の観光案内板が立っていましたが、はたして、無人駅のこの駅で降りて倶利伽羅峠を訪ねる人はどれだけいるのでしょう。
4観光案内
800年も前、義仲の軍勢の時の声が響いたこのあたりには、電車が行ってしまうと、秋の虫の声だけが聞こえていました。
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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2014/01/19(日) 00:03:24|
  2. 北陸
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