田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

「越乃Shu*Kura号」の旅

今週は、今春から新潟県で運転を開始した「越乃Shu*Kura」をご紹介しましょう。


この列車は、旧型気動車のキハ40を改造し、酒どころ、新潟の酒蔵をイメージした呑み鉄専用のジョイフルトレインです。
ほぼ基本的に毎週土日に運転されており、朝、信越本線の高田駅を出発し、日によって行先が異なります。
「越乃Shu*Kura号」として運転される日は、高田~長岡~越後川口~十日町、「ゆざわShu*Kura」として運転される日は、高田~長岡~越後湯沢、そして、「柳都Shu*Kura」の日は、高田~長岡~新潟の経路で走ります。
いずれも、朝、高田を発車した列車は、目的地の駅まで着くと、午後に折り返して高田に戻ってきます。

私が乗ったのは、越後湯沢から高田までの、「ゆざわShu*Kura」でした。14時29分に越後湯沢を発車します。
1越後湯沢
列車は3両編成で、1号車はJR東日本の「びゅう」専用・団体車両、2号車はイベントスペース、3号車は一般用の座席指定車両です。

これが私の乗った3号車の一般座席指定車です。
2【3号車】
この列車は快速列車扱いなので、時期によっては青春18きっぷと座席指定券があれば乗ることができます。

2号車にある、「蔵守」と呼ばれるサービスカウンターです。
3蔵守
ここで、飲み比べクーポンを買うと、新潟県の5種類の地酒を飲み比べることができます。
この日は、長岡の「極上吉乃川」、佐渡の「真野鶴」、上越の「妙高山」、新発田の「夢」、柏崎の「銀の翼」の五銘柄呑むことができました。
5飲み比べクーポン
お酒のほかに、おつまみも売っています。

カウンターのお姉さんたちと楽しそうに笑っているおじさんです。
4蔵守河野さん
お姉さんたちの笑顔も素敵ですね。

イベントスペースでジャズの生演奏が始まりました。
6ジャズ
地元のミュージシャンが、日替わりで演奏してくれます。

じばらくすると、利き酒大会が始まりました。
7利き酒
この日は六日町にある青木酒造さんの若い蔵人君と、アテンダント嬢が、代表銘柄の「鶴齢」を何杯も注いでくれました。この蔵元の創業は一七一七(享保二)年、芳醇で淡麗な味わいの伝統の味が、五臓六腑に染みわたります。

こちらは、団体専用車両の1号車です。
8【1号車】
みんな、お酒が入って来ると、知らない人とも一緒に、和気あいあいと呑んでいます。

アテンダントのお姉さんが持っているのは、新井の地酒「君の井」です。
9お姉さんたち
いったい、この日、どれだけ飲んだかわかりません。

こちらは、君の井酒造の越乃Shu*Kuraオリジナルボトルです。
10オリジナル酒
立ち呑みで疲れたので、席に戻ってじっくりといただきました。爽快な飲み口のこのお酒は、新潟の酒米「越淡麗」で造られた大吟醸酒です。

下り列車は、日本海に最も近い駅、青海川で27分間停車します。
11青海川駅
乗客たちは、夕方の海を眺めながら、この駅でそれぞれの時間をゆったりと過ごします。

12車掌君とお姉さん
若い車掌君も、なんだか楽しそうです。

直江津では、大阪から札幌に向かう「トワイライトエクスプレス」が停車していました。
13トワイライト
この列車は、残念ながら、来年3月の北陸新幹線開業と同時に廃止されることが決まっています。

そして、18時13分、終着の高田駅に到着しました。
14高田到着
あっと言う間の楽しい3時間44分の旅でした。
高田駅は、新幹線開業後は、第3セクターのえちごトキめき鉄道に変換されてしまいます。
でも、きっと越乃Shu*Kura号は、走り続けることでしょう。
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  1. 2014/10/19(日) 00:05:43|
  2. 甲信越
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