田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

くまがわ鉄道の夏

今週は、平成23年の夏に訪れた熊本県南部の人吉温泉と湯前(ゆのまえ)間24.8キロを結ぶ「くま川鉄道」をご紹介します。
くま川鉄道は、国鉄湯前線を継承して平成元年に開業した第三セクター鉄道で、JR肥薩線人吉駅から分岐しています。

朝の人吉温泉駅です。この駅は、平成21年に人吉駅から改名されました。
②人吉温泉駅ホーム
どこのローカル線でも見られるように、高校生で賑わっています。

途中駅の「おかどめ幸福」駅です。
③おかどめ幸福
かつて、北海道の広尾線で有名になった幸福駅を真似たものですが、近くにある幸福神社にちなんで命名されました。④幸福神社
今でも、ちょっとした観光地になっているようです。

この線の中心である「あさぎり駅」で、列車交換を行ないます。「あさぎり」は、平成21年に「免田」から改称されました。
⑤あさぎり交換
この列車はくま川鉄道開業時から走っていた「KT103」を改造した「くま2」号です。

JR九州や、各地の地方私鉄でユニークな列車を怪我けている水戸岡鋭二さんのデザインによります。
⑥くま2内部

これは多良木駅です。
⑦多良木駅
平成9年に木造駅舎から建て直されました。

多良木~東多良木間の緑の田園地帯を走る列車です。
⑧多良木~東多良木
朝から真夏の太陽が照りつける暑い日でした。

多良木の駅前には、かつて、東京と西鹿児島を結んでいた寝台特急「はやぶさ」で使われていた14系客車が3両置かれていました。
⑨ブルートレインたらぎ
これらはB寝台開放型車両2両と、B寝台1人用個室「ソロ」の1両で、簡易ホテル「ブルートレインたらぎ」として営業しています。

終点の湯前駅に到着した列車です。
⑩KT31湯前駅
この「KT31」は、JR九州から譲渡された車両でしたが、平成25年に廃車になりました。

これは湯前駅です。
⑪湯前駅H23
この駅は何度訪れてもその姿が変わることはなく、現在では国の登録有形文化財に指定されています。

時代はさかのぼり、平成6年の人吉駅です。
⑫H6人吉駅
停車しているのは三セク化後に導入された当時の姿のKT203です。その後、「くま1」として水戸岡さんのデザインで改造され、現在も走り続けています。

平成6年の肥後西村駅です。
⑬H6肥後西村駅
この木造駅舎は取り壊され、現在は簡素な駅舎に建て替えられてしまいました。

三セク化後、平成6年当時の硬券切符です。
⑭H6きっぷ

これは、さらに時代を遡って昭和55年の湯前駅です。
⑯S55湯前駅
壁の板の色が変わっただけで、今もその姿をとどめています。

こちらは国鉄時代の駅名票。
⑮国鉄時代駅名票
そして、国鉄時代の入場券です。
⑰国鉄時代入場券
いつまでも、地域の足として走り続けてほしいものですね。

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テーマ:鉄道の旅 - ジャンル:旅行

  1. 2015/08/02(日) 00:01:11|
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