田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

出羽島の情景

今週は徳島県の南端に位置する面積わずか0・4㎢の小さな島、出羽島(てばじま)にご案内しましょう。
この島の人口はおよそ70人、島には一台の自動車もありません。

出羽島へは、JR牟岐線の牟岐駅に近い牟岐港から小さな船が出ています。
①牟岐駅
これが牟岐駅です。駅から港までは歩いて10分程度です。

出羽島航路は一日6往復で、およそ15分で着きます。
②出羽島航路時刻表
出羽島港に停泊中の大生丸です。
③大生丸
この船が島へ渡る唯一の交通機関です。

島の家々は昭和初期の気配を色濃く残し、集落にはミセ造りと呼ばれる伝統的な民家が並んでいます。
④集落と島人
おばあちゃんたちが和んでいました。

やがて、小さな漁船が帰ってきました。
⑤帰って来た漁船
小さな入江に港があり、それを取り囲むように家々が並んでします。
⑥港と出羽神社
港の近くに出羽神社の小さなお社があります。海の安全を祈願する島の守り神が祀られています。

島の漁師さんたちが網の手入れをしていました。
⑦漁師たち

出羽島の夜は本当に静かです。
⑧出羽島の夜
秋の夜、聞こえるのは虫の声だけでした。

翌朝、港の近くに咲いているハイビスカスをみつけました。
⑨ハイビスカス
このあたりはとても温暖なのです。

島に唯一あった出羽小学校の跡地です。
⑩出羽小学校跡地
平成5年に、この島から小学生がいなくなって休校になり、そのまま廃校になってしまったそうです。
今では体育館だけが災害時の避難所用として残されています。

でも、最近、島で赤ちゃんが一人生まれたそうです。その子が大きくなったら学校はどうするのでしょうか。

島の高台から見た小津島岩礁と、その向こうに見えるのが津島で、いずれも無人島です。
⑪集落と無人島

集落を離れるとすぐに山道があります。
⑫山道
小さな島とはとても思えないような山の中ですが、木陰の向こうから波の音が聞こえてきます。

⑬サワガニ
山の中にはたくさんの赤いサワガニの姿を見ることができました。

島の反対側には小さな燈台がありました。
⑭灯台
ここが海抜76メートルの島の中で一番高い場所です。

大生丸から見た島の全景です。
⑮さらば出羽島
島を離れる時、いつもなんとも言えない寂しさを感じるのはどうしてでしょうか。
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テーマ:島の風景 - ジャンル:旅行

  1. 2017/04/16(日) 00:01:01|
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