田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

越前大野と九頭竜湖への旅

今週は福井県の越美北線の越前大野駅と終点の九頭竜湖駅にご案内します。
越美北線は、北陸本線の越前花堂(えちぜんはなんどう)から九頭竜湖を結ぶ52・5キロのローカル線です。
けれども、列車は、すべて越前花堂から北陸本線で一駅先の福井駅から発着しています。

冬に福井から越美北線に乗ると、やがて、九頭竜川に沿ってこのような深い雪の中を走ります。
①九頭竜川

越前大野駅です。
②大野駅ホーム
越前大野は越美北線の中心駅で、福井から発車する9本の列車のうち、5本はこの駅止まりです。
③大野駅舎
越前大野駅から、町を散歩してみましょう。

福井県大野市は人口約32,000人の城下町です。
⑧大野城
町を見下ろす高台にある越前大野城は、天正3年(1575年)に金森長近が築城しました。
江戸時代の安政年間に消失し、現在の天守閣は昭和43年に再建されたもので、内部は資料館になっています。
毎年12~3月の間は休館中なので、この日は入ることができませんでした。

町の中は、城下町の雰囲気が残されています。
④寺町通り
こちらは寺町通りです。

そして、こちらは旧内山家の武家屋敷です。
⑤内山家武家屋敷
中に入ると、このような囲炉裏がありました。
⑥武家屋敷内部
そして、座敷には雛人形が飾られていました。
⑦お雛様


越前大野駅からさらに九頭竜湖に向かって列車の旅を続けましょう。
⑨越前下山駅
これは山の中の小駅、越前下山です。

そして、列車は深い雪に包まれた終着駅・九頭竜湖に着きました。
⑩九頭竜湖駅
背後には越前と美濃との国境の山々がそびえています。
当初の計画では、この先、直線距離で16キロ先にある越美南線(現長良川鉄道)北濃駅まで延伸する予定でした。
けれども、列車がこの山を越えることはなく、この間を結んでいたバス路線さえも廃止されてしまいました。
⑪九頭竜湖駅
この駅にやって来る列車は、越前大野始発1本を含めて、一日たった5本しかありません。
でも、こんな山の中の終着駅なのに、駅舎は立派で、委託の駅員さんがきっぷを売っています。

こちらは昭和56年5月に訪れた時の九頭竜湖駅です。
⑫S56九頭竜湖駅
朱色の国鉄色の気動車が懐かしいですね。
⑬赤いキハ

この時、福井駅に戻るとやって来た列車は、米原~金沢間を走っていた急行「くずりゅう」でした。
⑭急行くずりゅう

こちらは国鉄時代の越美北線のきっぷです。
⑮きっぷ

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テーマ:鉄道の旅 - ジャンル:旅行

  1. 2017/03/05(日) 00:03:21|
  2. 北陸
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