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田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っています。原則として毎週日曜日に更新しており、時には鉄道以外の話題になることもありますが、ご了承ください。また、2018年10月より「テツドラー田中の乗り鉄日記」としてYahoo!クリエーターズプログラムにもレギュラー投稿していますので、そちらもご覧頂ければ幸いです。なお、内容につきましてのご感想や、執筆や講演、出演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

桑名の3種類の線路幅の踏切

今週は、三重県の桑名にある、日本で唯一、3種類の線路幅を同時に体験できる珍しい踏切をご紹介します。
近鉄名古屋線とJR関西本線の桑名駅と、三岐鉄道北勢線の西桑名駅から南へ約200メートルの地点にその踏切はあります。
3つの路線が並行するこの区間、なんと、それぞれの路線の線路幅が異なるのです。

これが、その踏切です。
①踏切
一見、何の変哲もない歩行者用の踏切に見えます。

その踏切をJRの普通電車が通過していきます。
②JR通過

今度は、その向こうを近鉄電車が通ります。
③おばちゃん自転車
電車が通過しているのに、地元の人がのんびりと自転車を押して踏切を渡っていますが、JRと近鉄とそれぞれに遮断機があり、その間に安全地帯があるのです。
でも、北勢線とJRの踏切は遮断機が共用でなので、両線の間に安全地帯はありません。

これが、軌間762ミリの三岐鉄道北勢線の線路です。
④762ミリ
これはナローゲージと呼ばれ、かつては全国の多くの軽便鉄道で使われていましたが、現在では、この北勢線と同じ三重県の四日市あすなろう鉄道、そして、富山県の黒部峡谷鉄道の3カ所しかありません。

これは、狭軌と呼ばれる軌間1067ミリのJR関西本線の線路。
⑤1067ミリ
JR在来線のほか、南海、名鉄、東急、東武、西武、近鉄の南大阪線系統などで使われています。

そして、これが軌間1435ミリの近鉄名古屋線の線路です。
s-⑥1435ミリ‏
これは、国際的には標準軌といわれ、JRの新幹線のほか、阪急、阪神、京阪、京急、京成、西鉄(大牟田線系統)などで使われています。

このように3種類の線路が同じ場所で並行する区間は全国で桑名しかありません。

踏切近くを、北勢線の西桑名行の電車がやって来ました。
s-⑦北勢線

こちらは、JRの特急ワイドビュー南紀です。
s-⑧南紀

そして、こちらは、近鉄特急アーバンライナーです。
s-⑨近鉄特急

これは、三岐鉄道北勢線のパンフレットから引用しました。
s-⑩パンフ
ちなみに、北勢線の踏切は「西桑名第2号踏切」、JRは「桑名駅構内踏切」、近鉄は「益生第4号踏切」と、それぞれに名前がついています。




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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2019/03/24(日) 00:02:52|
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