田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

中国列車事故、ありえない当局の対応



鉄道を愛する者としてとても悲しい事故ですが、中国当局の対応には、まったくあきれてしまいます。
あれだけの大事故を起こしておきながら、ロクに原因調査や、負傷者の救出もせず、原因究明の証拠となるべき先頭車両の運転席をその場で粉々に破壊し「クズ鉄」として埋めてしまうとは…
発表は「落雷による事故」とまるで天災事変のような簡単なものだけで報道規制をしてしまうし、あの国の体質はどうしようもありません。
原因は明らかに異常時の運転制御装置が働かなかったことによる、技術的な問題です。それを天災でかたづけ、重要な証拠をすべて隠滅し、何の再発防止の対策も取らないまま、運転を再開させるなんて。まったく人命軽視もはなはだしいですね。これでは、この事故で亡くなった人たちも浮かばれません。

それでもなお、「中国の鉄道技術は最高水準」だなんて、よくもまあ、そんなことが言えたものです。この国の当局者の言うことはまったく信用できません。

そして、日本やドイツから技術提供を受けた車両でなくよかったと思います。独自開発といって特許申請までしても、その車両で事故が起きたら、日本の技術の稚拙さが原因とか、平気で言うでしょうから。
とはいえ、この事故で尊い生命を奪われた中国の方々には、心から哀悼の意を表したいと思います。

【中国高速鉄道:事故車両の“埋葬”で上海鉄道局「くず鉄だ」】
23日夜に浙江省温州市内で発生した高速鉄道車両の追突事故で、現場では24日、重機で土を掘り車両を埋める作業が始まった(写真)。中国のインターネットでは「事故原因を隠すための“埋葬”ではないか」との声が広まった。上海鉄道局の関係者は「事故原因の究明には役立たない。もはや、くず鉄だ」などと話した。
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  1. 2011/07/25(月) 18:26:00|
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