田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

取材初日=盛岡・区界




東日本大震災復興支援出版企画の取材初日のきょうは、4日前に復旧したばかりの東北新幹線で朝のうちに盛岡入り。
福島から一関にかけての車窓からは、屋根をビニールシートで仮補修した家や、空地に高く積み上げられた瓦礫の山を見て、心が痛みます。
でも、野山は春爛漫!桜、桃、梅、菜の花、水仙などが百花繚乱。なんて東北の春は素晴らしいのかと、改めて実感しました。
震災の日、山田線の宮古行の快速リアスは、幸い脱線しなかったものの、平津戸の手前で立ち往生。 数時間後にノロノロと最徐行で平津戸駅まで運行したあと、JRの支援バスで避難したとのこと。電気、ガス、水道、電話とすべてが止まる中、地元の人々はどれだけ、不安な時を過ごされたかと思います。
取材後は岩手の酒造醸造元支援のためと称して、上り盛岡行き列車内で岩泉の地酒「八重桜」にてほどよく酔っ払い、さらに盛岡駅に近い居酒屋「菊家」で今度は八幡平の地酒「鷲の尾」で気持ちよく泥酔…。店主から「観光客は減ったけれど、その分、ボランティアの人たちが増えた」との話を聞くうちに、夜が更けていきました。
旅好きの皆さん、こちら東北地方ではゴールデンウィークにも関わらず、観光客の姿がありません。三陸沿岸と原発周辺地区以外の各地は、観光するのに何ら支障や危険はありませんので、風評にまどわされることなく、是非ともこの地を訪れてください。みちのくには、暖かい人情、おいしい地酒、素晴らしい自然が待っていますよ。

さて、明日からはいよいよ、宮古、大槌、陸中山田、宮古をまわり、宮古~小本間などの運転を再開した三陸鉄道を取材します。
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  1. 2011/05/04(水) 23:30:00|
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