田中正恭の汽車旅日記

ここは、紀行作家・田中正恭 (たなかまさやす) が、つれづれなるままに各地の旅や、鉄道に関する話題について綴っており、原則として毎週日曜日に更新しています。時には鉄道以外の話題になることもありますが、よろしくお願い致します。内容につきましてのご感想や、執筆や講演などの依頼がありましたら、お気軽にメッセージをお寄せください。なお、写真や文章の無断転載はご遠慮願います。

韓国の3段スイッチバックと清凉里市場


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きょう、午後、韓国から帰国しました。

残念なことは、行く予定だった1日2往復のチョンソン線のダイヤが変更になっており、乗れなかったことです。私の持っていた6月の時刻表によると、朝と午後に2本運転されているはずだったのが、なんと7月から朝2往復に変更になっていたのです。わざわざこの線に乗るために分岐駅の甑山(ジュンソン)で降りたのに、誠に残念な結果でしたが、この時、再訪を誓ったのでした。

それに先立ち、山深い嶺東線の羅漢亭(ナハンジャン)には、3段式スイッチバックがあり、すべての列車はここの急な坂を行きつ戻りつしながら登ち降りして行きます。(日本でも熊本県の豊肥本線や肥薩線などにあります)私はこの珍しい風景を両側の窓に行き来しやすいビュッフェカーの中から眺めました。途中の桶里(トンニ)駅ですれ違った貨物列車が下を直前に通った下の線路を走るのが見え、鉄道ファンとしてはなかなか楽しい体験でした。でも、この区間がネックとなりスピードアップが実現しないため、現在、別に新線を建設しているそうです。新線ができるとこのスイッチバックは廃線となってしまうので、どうしてもその前に来たかったのが、ここに来た理由でした。
甑山では4時間も時間が余りましたが、韓国冷麺の食べたり、トウモロコシ、唐辛子、トマト、ネギ、カボチャなど、実り豊かな畑の農作物や花を眺めているうちに、すぐに時間は過ぎました。

江陵からの列車はソウルの北部にある清凉里(チョンニャンニ)駅から発着するので、昨夜はその駅前に泊まりました。ここは東京で言うなら上野のような駅です。でも、周囲はどちらかと言うと錦糸町に似ていす。
今朝、近くの市場を散歩しました。そこは観光客が行くような場所ではなく、庶民の市場です。そこには、多くの農作物や魚介類に混じって様々な肉も売られていました。その中には明らかに犬とわかる物もあり、近くにはうつろな表情の犬たちが檻の中にいました。これは決してペットショップではありません。そう、朝鮮半島では犬を食べる食文化があるんです。さすがの私もこれだけは食べたくないですね。

というわけで、9日間の韓国放浪の旅は終わりました。

写真は甑山駅に着いた急行ムグンファ号、スイッチバックして下の線を走る貨物列車、それに清凉里市場のようすです。
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  1. 2009/08/08(土) 23:50:00|
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